(アリスガワ)
今日は何について話しましょう。
(神宮司)
そうですね。相変わらずテーマに悩みますね。
(アリスガワ)
ええ。じゃあ、私の良い点について話しましょう。
(神宮司)
…まあ、いいでしょう。
アリスガワさんの良いところは…。
(アリスガワ)
うんうん。
(神宮司)
美的感覚ですかね。家のインテリアや身に着けているものもそうですが。
(アリスガワ)
が?
(神宮司)
普段の言葉遣いや佇まいなどからもセンスを感じます。
まあ、音楽的才能はゼロですがね(笑)
(アリスガワ)
(音楽的才能はゼロ…?)おぉ、ありがとうございます。
しっかりした答えに驚いてしまいました。
(神宮司)
私はちゃんと見てるんですよ。
(アリスガワ)
ありがとうございます。
(神宮司)
アリスガワさんはそのセンスを生かせる仕事をしたらいいのにと常々思うのですが、いかがですか。
(アリスガワ)
そうですね。それはずっと考えていました。
今の業界ではなく、自分に合った業界があるのではないのかと。
(神宮司)
うんうん。
(アリスガワ)
でも、どの仕事でも自分のセンスは生かせるのではないかと最近思うのです。
(神宮司)
ほぉ。もう少し詳しく聞きたいです。
(アリスガワ)
最近『文にあたる』(牟田都子著)という本を読んでいるのですが。
(神宮司)
それは、どんな本ですか。
(アリスガワ)
校正をテーマにしたエッセイ本です。著者が校正の仕事をしている方で。
まだ読んでいる途中ですが、著者の仕事ぶりや仕事に対する考えが見えて面白いですよ。
(神宮司)
面白そうですね。
(アリスガワ)
これまでの私は、自分のセンスを生かす仕事ができれば、それが自分の幸せにつながると思ってきました。
だから、今の業界に長く身を置いているものの、ほかの業界で働くことを考え、ふらふらしていました。
(神宮司)
確かにアリスガワさんはそういういった一面があるかもしれませんね。
(アリスガワ)
ええ。でも、先ほど挙げた本を読んでも改めて思うのですが、今の仕事でも自己表現ができるのではないかなと思うんです。
(神宮司)
ほお。
(アリスガワ)
挙げればキリがないですが、同僚や上司、取引先とのコミュニケーションの取り方、事業の企画、資料作成など、
それぞれに自分というものを込めることができるのではないかなと。
(神宮司)
なるほど。
(アリスガワ)
そのことに気づき、ようやく今の業界で腰を据えて頑張ろうと思えるようになりました。
(神宮司)
先日話していた「知識や技術を向上させたい」というのもその表れなんですね。
(アリスガワ)
ええ、そうです。まぁ、繁忙期には「もう辞めたい!」と言い出すかと思いますが(笑)
(神宮司)
私にはその未来が見えますよ(笑)
(アリスガワ)
ふふふ。
もちろん仕事はチームでするものなので、自己表現にばかり囚われないようには配慮しますよ。
(神宮司)
素敵な心境の変化ですね。私もアリスガワさんを見習いたいです。
(アリスガワ)
そうですね!ぜひ見習ってください。
(神宮司)
…。
